2026年8月14日(金曜日)の相場概況
国内日経平均は68,713.80円(前日比+405.21円、+0.59%)と4日続伸。前営業日の米PPI鈍化と米株高を受けAI・半導体関連に買い先行し、一時1カ月ぶりに6万9000円台を回復。韓国輸出物価指数が98年来高水準を記録する中、SKハイニックスやサムスン電子が堅調に推移した流れがキオクシアやアドバンテストに波及。TOPIXも4,197.20(+21.16、+0.51%)と続伸し、内需株・好業績銘柄にも買いが入った。
米国NYダウは53,839.99ドル(前日比+69.72ドル、+0.13%)と小幅続伸。前営業日発表の7月PPI(生産者物価指数)が前年比で市場予想を下回りインフレ鈍化を確認したことで9月利上げ観測がさらに後退。ナスダック総合は26,803.02(+214.53、+0.81%)、S&P500は7,798.99(+50.59、+0.65%)と揃って続伸し史上最高値を更新。ただし7月小売売上高が前月比-0.6%(予想+0.1%を大幅下回る)と1年ぶり低水準に落ち込み、消費の減速懸念から上値は限定的となった。
為替ドル円はNY終値159.50円(前日比+0.08円)と小幅ドル高。前営業日のPPI鈍化で米長期金利が大幅低下しドル売りが先行したが、その後買い戻しが入り159円台半ばで推移。小売売上高の下振れで一時158.60円付近へ下落する場面もあったが、追加円買い介入への警戒感から下値は限定的。ユーロ円は183.92円(+0.36円)、ユーロドルは1.1524(-0.0021)。
結果:前月比-0.6%(市場予想+0.1%を大幅下回る)、7,636億ドル(約121兆円)と1年ぶり低水準
詳細:自動車・同部品を除くと-0.3%、インターネット通販などの無店舗小売りが-2.2%、自動車・同部品が-1.8%。一方、衣料品は+1.9%、外食は+0.5%と堅調。前年同月比は+5.0%増
マーケット影響:発表直後ドル売り→株価上値限定的・ドル円一時158.60円へ下落。消費の減速が鮮明となり景気懸念が台頭したが、利上げ観測後退の側面から株価は高値圏維持
結果:前年比で市場予想を下回る伸びの鈍化(前営業日8/13発表済み)
マーケット影響:前日のCPIに続いてインフレ鈍化を確認→9月利上げ観測後退・ハイテク株に買い殺到・S&P500とナスダックが史上最高値更新
韓国の7月輸出物価指数が前年比+49.1%と98年来の高水準を記録。SKハイニックスやサムスン電子が堅調に推移し、アジア半導体関連株への買い意欲が強まった。東京市場でもキオクシアやアドバンテスト、ソフトバンクGに買いが波及。韓国KOSPIは週間で+11.5%と大幅反発し、外国人投資家の買い越しが続いている。
半導体 アジア市場S&P500構成企業の90%以上が決算を終えた時点で、利益は前年同期比約50%増のペースで推移。ソフトウェア株に買いが戻り、AI関連の上昇がインフラだけでなく幅広いセクターに波及し始めたことが最高値更新を支えた。今週は18日にホーム・デポ、19日にターゲット・ロウズ、20日にウォルマートと主要小売の決算が続き、通期見通しの上方修正が焦点。
企業決算 AI関連WTI原油先物は2営業日連続で下落。米エネルギー情報局(EIA)が8月12日に発表した週間在庫が市場予想を大幅に上回る増加となったことに加え、OPEC(石油輸出国機構)が月報で2026年の石油需要見通しを下方修正したことが売り圧力となった。ただし中東情勢の緊迫化(イエメン・フーシ派のサウジ製油所攻撃、イラン・米国のホルムズ海峡を巡る緊張)が長期的な供給途絶リスクとして意識され下げ止まった。
エネルギー 中東情勢日経平均株価は取引時間中に一時6万9000円台を回復し、7月13日以来約1カ月ぶりの高値圏に到達。前営業日の米PPI鈍化を受けた利上げ観測後退と、韓国半導体株高の波及が追い風となった。4日続伸で68,713.80円と引けたが、朝方の積極的な買いを見送る向きもあり上値は限定的。TOPIXも続伸し4,197.20と底堅い動きを見せた。
国内株式 市場動向7月の米小売売上高が前月比-0.6%と市場予想(+0.1%)を大幅に下回り、1年ぶり低水準に落ち込んだ。インターネット通販-2.2%、自動車・同部品-1.8%と主要部門が軒並み減少。消費の減速が鮮明となり、前営業日のPPI鈍化に続いて景気減速懸念が台頭した。ただしFRBの9月利上げ観測がさらに後退する材料とも受け止められ、ハイテク株は高値圏を維持した。
経済指標 米国経済