2026年8月19日(水曜日)の相場概況
国内日経平均は前日比2,134円安の6万5,326円(-3.16%)と大幅続落。長期金利が2.939%と約30年ぶり高水準に上昇し日銀早期利上げ観測が重荷となる中、前営業日の米国でハイテク株が売られた流れを受けAI・半導体株に利確売りが集中した。高市政権が掲げる食料品消費税減税の財源未提示も財政懸念として加わり、一時2,000円超の下げ幅で6万5,000円割れの場面も。TOPIXも127ポイント安の4,012(-3.09%)と3月以来の大幅下落。
米国NYダウは119ドル高の5万3,463ドル(+0.22%)と4日ぶり反発。米財務省が残存期間10年超の長期国債買い戻し規模を現行20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増すると発表し、急上昇していた長期金利が低下(30年債利回り約9bp低下し5.19%)に転じリスク選好回復。S&P500は16ポイント高の7,707(+0.21%)、ナスダックも41ポイント高の2万6,331(+0.16%)と共に3日ぶり反発。一方、オープンAIが4〜6月期に売上増加も営業利益率悪化と報じられ半導体株は上値重い。
為替ドル円は158円17銭(前日比1円12銭の円高)。米財務省の国債買い戻し拡大発表で米長期金利が急低下し、日米金利差縮小観測から159円台半ばから158円台前半へ下落。ユーロ円は184円70銭(6銭の円高)、ユーロドルは1.1677(0.0104ドル高)。
米財務省は残存期間10年超20年以下および20年超30年以下の名目利付国債を対象とする買い戻し規模を、1回当たり現行20億ドルから少なくとも40億ドルへ引き上げると発表。これを受け前日急上昇していた米長期金利が低下に転じ(30年債利回り約9bp低下し5.19%)、株式市場のリスク選好が回復した。
金融政策 債券市場米オープンAIが出資者向けに4〜6月期業績を報告し、売上高は増加したものの営業利益率の指標が悪化したことが明らかに。競合アンソロピックに対する劣勢が懸念され、ソフトバンクグループは一時7.78%安まで売られた。米国市場でも半導体関連株の上値を抑制する要因となった。
AI 決算日本10年国債利回りが2.939%と約30年ぶり高水準に上昇。日銀早期利上げ観測に加え、高市政権が掲げる食料品消費税減税案の財源未提示が財政懸念を招き、金融政策正常化と財政拡張が同方向に金利を押し上げる構図。海外投資家の対内株式投資は3,685億円の売り越しとなり、株式バリュエーションを直撃した。
金利 財政UAEが8月19日にイランによる弾道ミサイル2発発射を受け、イランとの貿易・金融取引を停止すると発表。ホルムズ海峡を通過する船舶数が減少しており、中東情勢の不透明感が原油価格を下支え。WTI原油は4日続伸し85.83ドル(+1.0%)に上昇した。
地政学 エネルギー日経平均は前営業日の米ハイテク株安を受けAI・半導体関連株に利確売りが集中し、一時2,000円超の下げ幅で6万5,000円を割り込む場面も。キオクシア・アドバンテスト・ソフトバンクグループなど主力銘柄が軒並み大幅安。TOPIXの下落率3.09%は3月23日以来5カ月ぶりの大きさとなった。
国内株式 半導体