2026年8月20日(木曜日)の相場概況
国内日経平均は66,216円(前日比+890円、+1.36%)と3日ぶりに大幅反発。前営業日の米財務省による国債買戻規模倍増(20億ドル→40億ドル)で米長期金利が急低下し、米主要3指数が揃って反発した流れを受け、東京市場は買いが先行。韓国KOSPIが+5.9%の急騰でサムスン電子・SKハイニックスが株主還元期待で急伸したことも波及し、国内ではアドバンテスト・キオクシア・ソフトバンクGなどAI・半導体関連株が主導。連日の急落(19日-3.16%、18日-2.54%)の反動による買い戻しも重なり、値がさハイテク株中心に上昇。TOPIXも4,059.73(+47.42、+1.18%)と続伸し、幅広い銘柄に買いが入る展開。
米国NYダウは52,759ドル(前日比-703ドル、-1.32%)と大幅続落し、7月29日以来約3週間ぶりの下げ幅を記録。ナスダック総合26,067(-261、-1.00%)・S&P5007,655(-52、-0.69%)も揃って続落。前営業日の米財務省国債買戻倍増発表で一時低下した長期金利が再上昇(10年債利回り4.71%台、30年債利回り5.26%台)し、前営業日の国債買戻効果が短命に終わり投資家心理悪化。ウォルマートが第2四半期決算で米既存店売上高が予想を下回り(6年超ぶり低水準・ガソリン価格上昇で消費減速鮮明)株価-7.87%急落が消費関連セクターを圧迫。オープンAIの営業利益率悪化観測も続き、半導体・AI関連株の上値は重く、イラン制裁強化でWTI原油が86.16ドル(+2.09%)と上昇しインフレ懸念再燃も株式市場の重荷に。
為替ドル円は158円台半ばで推移し、NY終値は158.44円前後(前日比+0.27円)。米長期金利の再上昇と原油高によるドル買いが優勢となったものの、日銀早期利上げ観測(日本10年債利回り2.9%台の高水準継続)が円の下値を支え、上値は限定的。ユーロ円185.15円前後(+0.45円)、ユーロドル1.1685(+0.0008)。
WTI原油先物:86.16ドル(前日比+2.09%)
イラン制裁強化観測と中東緊張長期化懸念(UAE・イラン関係悪化、米イラン交渉膠着)で4日続伸。原油高がインフレ再燃懸念を招き米株式市場の重荷に。
米長期金利:10年債利回り4.71%台・30年債利回り5.26%台
前営業日の米財務省国債買戻倍増発表で一時急低下したものの、効果は短命に終わり再上昇。財政懸念・インフレ懸念が根強く、米公的債務が40兆ドル突破した週での金利上昇がハイテク株を圧迫。
韓国KOSPI:6,852.58(前日比+381.41、+5.9%)
3日ぶり大幅反発。サムスン電子・SKハイニックスが株主還元期待で急騰し、日本のAI・半導体関連株にも波及。
米財務省が8月19日に発表した長期国債買戻規模倍増(20億ドル→40億ドル)の効果は短命に終わり、20日には米長期金利が再上昇。30年債利回りは5.26%台まで上昇し、前営業日の急低下を帳消しに。米公的債務が40兆ドルを突破した週での金利上昇が投資家心理を悪化させ、米主要3指数は揃って続落。
金融政策 米国債ウォルマートが第2四半期決算で米既存店売上高が予想を下回り、6年超ぶりの低水準に。ガソリン価格上昇で消費者が支出を控えた影響が鮮明となり、株価は-7.87%急落。小売セクター全体に売り圧力が波及し、米消費減速への懸念が強まる。
企業決算 消費動向韓国KOSPIが+5.9%の急騰。サムスン電子・SKハイニックスが株主還元期待で急伸し、日本市場ではキオクシア・アドバンテスト・ソフトバンクGなどAI・半導体関連株に買いが波及。日経平均は連日の急落(19日-3.16%、18日-2.54%)の反動も重なり、+890円の大幅反発。
アジア株式 半導体イラン制裁強化観測とUAE・イラン関係悪化(UAEがイラン弾道ミサイル発射受け経済関係停止発表)で中東緊張が長期化。WTI原油は86.16ドル(+2.09%)と4日続伸し、インフレ再燃懸念が米株式市場の重荷に。米イラン交渉は膠着状態が続く。
地政学リスク 原油米国の公的債務が今週40兆ドルを突破し、財政懸念が再燃。米財務省の国債買戻倍増策も、根本的な財政・インフレ懸念の解決にはならず、長期金利の再上昇を招く結果に。市場では財政持続可能性への警戒感が高まる。
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