2026年9月1日(火曜日)の相場概況
国内日経平均は小幅続落し、終値は66,215.34円(-96.59円、-0.15%)。前営業日の米株続落を受けハイテク株中心に売りが先行し、米軍によるホルムズ海峡のイラン領島攻撃とイランの報復攻撃で中東情勢の緊張長期化と原油高が重荷となった。一方TOPIXは9日続伸(+35.48、+0.85%)で、電気ガス・鉱業・石油石炭など26業種が上昇し個別選別色が強まった。証券会社が目標株価を引き上げた日本製鉄が大幅高となった。
米国主要3指数は続落。NYダウは53,185.90ドル(-374.09、-0.70%)、ナスダック総合は26,370.89(-31.53、-0.12%)、S&P500は7,686.14(-25.62、-0.33%)で終了。8月30日の米軍によるホルムズ海峡イラン領ララク島攻撃と8月31日のイラン革命防衛隊による米軍基地への報復攻撃で対イラン紛争の長期化が警戒され、WTI原油が85.76ドル(+2.35ドル、+2.82%)と急伸。米8月ISM製造業景況指数54.6(予想55.2下回る、8カ月連続で50超)と米7月JOLT求人件数727.1万件(予想731.3万件下回る)の発表で米長期金利は一時4.56%へ低下したが、中東緊張で原油高・インフレ懸念が再燃し上値を抑えた。
為替ドル円は160.27円(+0.67円)のNY終値。米ISM製造業景況指数とJOLT求人件数が予想を下回りドル買いが後退し一時159.90円台へ弱含んだが、米中央軍がイラン革命防衛隊を標的とした攻撃開始を発表したことで原油価格上昇に連れドル買いが加速し160円台後半へ上昇。ユーロ円は185.72円(+0.52円)、ユーロドルは1.1585(-0.0090)で引けた。
米8月ISM製造業景況指数:54.6(予想55.2、前月55.6)— 予想を下回るも8カ月連続で50を上回り成長拡大圏を維持。雇用指数は51.2(前月52.8)へ低下。
米7月JOLT求人件数:727.1万件(予想731.3万件、前月718.2万件)— 前月比で増加したが予想は下回る。
マーケット影響:予想下回る経済指標で米10年債利回りは4.79%から4.56%へ低下、ドル買いが一時後退。しかし中東緊張激化でWTI原油が85.76ドル(+2.82%)、ブレント原油が90.49ドル(+2.7%)と急伸し、インフレ懸念再燃で株式は上値重く。
8月30日に米軍がホルムズ海峡に近いイラン領ララク島のロケット発射装置2基を攻撃。8月31日にイラン革命防衛隊とイラン軍がヨルダンおよびアラブ首長国連邦にある米軍基地3カ所を攻撃したと発表。対イラン紛争の長期化懸念でWTI原油は取引時間中に86ドル台へ急伸し、原油供給途絶リスクが株式市場の重荷に。
地政学リスク 原油米8月ISM製造業景況指数54.6(予想55.2)と米7月JOLT求人727.1万件(予想731.3万件)がともに予想を下回ったことで、米10年債利回りは4.79%から4.56%へ低下。一時的にドル買いが後退しドル円は159円台へ反落したが、中東情勢緊迫化で原油高となりドル買いが再加速。
金融政策 雇用日経平均が小幅続落する中、TOPIXは9日続伸し前日比+0.85%。業種別では電気ガス・鉱業・石油石炭など26業種が上昇し、7業種が下落。証券会社が目標株価を引き上げた日本製鉄が大幅上昇。中東緊張による原油高を背景に資源・エネルギー関連に買いが集まった。
日本株 セクター米イラン間の軍事的緊張激化を受けホルムズ海峡の通航船が減少。フーシ派による紅海封鎖も継続しており、原油供給途絶リスクが再評価された。WTI原油は85.76ドル(+2.82%)、ブレント原油は90.49ドル(+2.7%)と急伸し、インフレ懸念が株式市場の重荷に。
原油 インフレ来週は米8月雇用統計(9月5日発表予定)と米ISM非製造業景況指数の発表が控えており、製造業に続き非製造業の景況感と雇用の底堅さがFRBの金融政策判断の材料として注目される。中東情勢の推移と原油価格の動向も引き続き焦点。
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